あの日あの時 ~Snow College編 1~ [あの日あの時]
成田からの長いフライトを終え飛行機はLAに到着した
寅にとってLA国際空港は二度目だった
しかもフライトに乗り遅れ約13時間も次のフライトまで待たされた
想い出(!)の空港だった
空港中は大体頭の中に入っていた
しかし、国内線に乗り換えると、すぐに次のソルトレイク行きのフライトに乗り込んだ
飛行機は約1時間程でソルトレイク空港へ到着した
ダウンタウン行きまでのシャトルバスを利用し、
寅はユタ州のソルトレイクシティのダウンタウンのバスターミナルに到着した
ソルトレイクシティの中心街だった
次はバスに乗り込んで南に南下し、大学の近くのバス停から
大学関係者が迎えに来てくれるとの事だった
しかし、ソルトレイクシティの次のバスの出発時刻は、
昼の3時位だったので、その時点から5時間程時間が空いていた
良く見ると同じ日本人の女性の方が一人でポツンとターミナルのイスに座っている
こんな田舎街に日本人がいた事に寅は以外だった
しばしの間、プチ観光をしようと街をブラブラした
モルモン教で世界的に有名なこの街は、街全体が宗教の匂いがプンプンした
天に突き刺さる程の屋根がある教会、至る所にある
モルモン教の創始者であるブリンガムヤングの銅像
そして数々の記念碑
7月のソルトレイクは、カラッと乾いた風が気持ちイイ所で過ごしやすかった
日本の7月の初旬は、まだ梅雨でジメジメしていただろう
とにかく空が抜ける程、青く高かった
寅のこれからのアメリカ生活を予感させる程、気持ちのイイ日だった
バスターミナルに戻ると、さっきまでいた日本人女性らしき人が3人に増えていた
軽めのランチを取り、寅はいよいよスノーカレッジ行きの南へ向かうバスに乗り込んだ
待ち受けているハプニングがある事なんて露知れず、、、、
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