あの日あの時 ~ UVCC 05 入学試験 編~ [あの日あの時]
ユタ州に来て初めての冬が来た
空はどんよりと淀んでいる
ひとりぼっちのクリスマスを過ごし、
強烈なホームシックを経験した寅は、心に大きな穴が開いてしまった
そして何もなく味気ない正月を迎え、1月3日からは大学が始まる
日本では考えられない事だが、アメリカの大学は正月の3日からクラスが始まる
寅は久しぶりのキャンパスライフを、こんなに楽しく思った事はなかった
粉雪の舞い散る中、クラスの振り分けテストが行われた
SNOW COLLEGEの時は、何気なく受けたテストでやられた振り分けテストだった
この点数次第では、またビギナーのクラスに入れられてしまう!
教授達は何も語らないが、重要なテストである事は寅には分かっていた
約3ケ月にも及ぶ、孤独な勉強で苦手とする文法を日本からテキストを送って貰い
徹底的にやったので以前よりは多少は自信があった
ボキャブラリーも死ぬ程やった
映画館の中で暗闇の中で殴り書きをした実践的な英語を覚えた
そして、辞書を1ページずつ破いては、その日の内に覚えようと頑張った
試験の結果は、アドバンスのクラスだった!
つまりは、一番上のクラスに入れたのだ
SNOWにいた日本の予備校生が1年かかってアドバンスのクラスに入った事を思えば
寅は3ケ月で彼等と同等となった瞬間だった
そして、その時に一緒に受けた台湾から来ている男と知り合いになった
彼の名は<ジョーイ>
男前でスラリとしており、金持ちだった
何と彼も寅と同じアパートに住んでおり、急激に親しくなった
車を持っている彼は、寅と良く遊んだ
彼は寅の事を兄の様に慕った
弟のいない寅は、彼を弟の様に思った
UVCCでのキャンパスライフは、彼との歴史と言っても過言ではなかった
アメリカの大学は、入学金システムは日本と違いますか?
日本ですと、入学金が高いので、気軽に転校ができないと思います。
アメリカでの、授業料とか入学金の内容も興味ありますね。
以前に、シドニーに旅行に行った際に、30台前半のアメリカ人留学生と話をする機会があり、社会人になって貯金をしてから学生としてシドニーに来ているとのことでした。 この点では、寅さんと同じでしたが、そのような人が、とても多いことが後に分かりまして、欧米は自己責任ではあるが自由だなーと感じています。 寅さんの学んだ学校にも社会人経験者は、いましたか?
続きをお願いします。
by yamaです (2013-08-10 07:06)
YAMAさん、こんにちは
日本の大学へ行っていないので分かりませんがアメリカの大学には
入学金は基本的にはありませんし、私の知る限り聞いた事がありません
アメリカの大学には社会人が多いですよ
と言うか日本の大学が世界的に見て異常です
世間を知っている社会人の意見の方が現実的ですので
講義の内容が白熱してました
ただ留学生は普通の学生の学費の3倍強を払わなくてはいけませんでした
夏学期の授業料が一番安くなるので、その時に集中して単位を取りました
日本の大学には行かなくて正解でした
by tora (2013-08-11 17:25)
プロボだと、どの辺のアパートが暮らしやすいですか?
スーパーに徒歩で行けて、まあまあ綺麗で、BYUにも歩いて行けるところがいいのですが、もしご存知でしたら教えてください。
どちらかといえば、日本人とか住んでいるアパートがあったらなお心強いです。
by ぴろこ (2015-04-29 10:54)